薬屋、シアトルに移住する

アメリカで薬剤師になるべく奮闘中の日本人薬剤師の日々を綴ります。アメリカで買える便利な市販薬のこととか、英語のこととか。

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社会人でも留学できる!大人留学におすすめのプログラム6選

28歳のときに単身アメリカに渡った私ですが、同世代の友達を作るのに本当に苦労しました。特に日本人の学生はほとんどが10代か20代前半、駐在の人はもうコミュニティが形成されているためあまり知り合う機会がないのです。

社会人になってからだって、いつでも学校にもどったり海外で経験を積んだら良いと思うのですが、現状留学生と言えばほぼ大学生。未だ終身雇用制度も根付く日本ですから、退職して海外に行ってその後どうする、という不安の方が大きいのも分かります。しかし社会人の方がきちんとキャリアアップできるプログラムも実はいろいろあるのです。私も渡米してみるまで知らなかった、留学に興味のある社会人の方におすすめのプログラムを紹介したいと思います!

 

 

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語学留学

いきなりですがこれは正直そこまでおすすめはしません。笑 文字通り語学学校に通う留学です。学生ビザではキャンパス内のみ週20時間まで勤労が許されていますが、語学学校ではそこまで仕事もないため、基本的に労働はできないビザになります。

メリット

大学に比べると授業料が安い

語学学校は現地の大学に比べると授業料が安いです。

期間を自由に選べるため、短期間の留学が可能

会社の休みが2週間だけとれた、などという場合の短期間留学が可能です。

デメリット

コスパは良くない

語学留学、意味がないことはもちろんありません。が、授業料やアメリカでの食費や生活費に見合うものが得られるのかは正直疑問です。語学学校は英語を学ぶ場ですので、英語を習得したその後に何をしたいのかがはっきりしていていないとただ無為に時間を過ごすことになってしまいがちです。

キャリアアップに活かせるかは微妙

また語学学校の先生が話す英語と現地のアメリカ人が話す英語はもはや別物ですので、語学学校で英語が話せる気になっていたらカフェの店員が言っている英語すら分からなかった、ということにもなりかねません。

 

オペア

ホストファミリーといっしょに住み、子供のケアをする代わりに食費や滞在費を支払ってもらうプログラムです。給料も少額ですがもらえます。

メリット

費用がとにかく安い

フルタイムの給料にしては安いですが、食費や生活費を負担してもらえるのは大きいです。場合によってはカレッジの授業料を一部負担してもらえるケースもあるようです。

J-1ビザのため合法で働ける

デメリット

年齢制限がある

18歳~26歳という制限があります。

ホストファミリーによって当たりはずれがある
外界との交流が少なくなりがち

学校や職場に所属するわけではないため、家の中で過ごす時間が大部分をしめてしまうかもしれません。土日や夜など空き時間に積極的に外に出て交流していくことが必要です。

 

インターンシップ

インターンシップのための渡米です。短期間のものは無給が多いですが、有給のインターンシップも存在します。学校とかは置いておいて、とりあえずアメリカで働いてみたいという方におすすめ。

メリット

留学に比べると費用は安くすむ

授業料を払わなくてすむ分は安くなりますが、生活費はもちろん自己負担です。

企業によってはビザサポートをしてそのまま就職させてくれることもある

デメリット

エージェントの仲介料がかかる

日本から直接インターン先を探すことになるので、ほとんどの場合エージェントを通すことになるかと思いますが、この仲介料がなかなか高めです。

同じ職種で同じレベルの仕事をすることは難しい

アメリカでの就業経験がないと経験としてカウントされず、給料はだいぶ安くなりがちです。またエージェントの紹介できるインターン先には限りがありますので、求めているものとは違う仕事になってしまうこともあるかもしれません。

 

IBPビジネス留学

IBP(International Business Professions)というプログラムがあります。わたしの近所のベルビューカレッジがこの提携校になっているようで、地元のミートアップイベントなどにいくとこのプログラム生を良く見かけます。プログラム卒業生の記事を発見したので詳細はこちらをどうぞ。

seattle-syudyabroad.jp

メリット

正規の授業を受ける前に準備期間がある

大学生として留学しつつインターンもできてしまう、良いとこどりなプログラムです。一学期目はプログラム生だけの授業でビジネス英語を学び、二学期目から正規の授業をとっていきます。

似たような境遇の生徒と知り合いになれ、友達も作りやすい
インターン先を自分で自由に選べる

デメリット

同じプログラム生の日本人とばかりつるんでしまう可能性がある

プログラム生のほとんどが日本人なので、授業も休みの日も日本人だけでなあなあと過ごしてしまう人も中にはいるようです。

インターン先によっては労働力として使われて終わる可能性も

 インターン期間は3ヶ月と短いため、インターン先によっては雑用をして終わってしまうこともあるとか。ただこれは自分ですべて選択できることなので、完全に自分次第です。なんかおもしろいことしてやろう、と野心を抱く若者も多いので、そんな横のつながりができるのはメリットだと思います。

 

カレッジ+OPT留学

IBPの延長版のような感じです。専門科目を一年間(科目によります)学び、OPTという勤労ビザを利用して一年間の勤労経験を得られます。 以前書いた記事があるので参考うにどうぞ。

kusuriya-us.hatenablog.com

メリット

一年間専門科目をみっちり学べる
OPTは有給なので、就活次第できちんと稼げる

学生の間にインターンシップをすることが可能なので(授業によって必須のときもあります)、業界のコネを作ることができその後の就活も楽になってきます。職種によっては年間600ー1000万程度、しっかり給料をもらうことも可能です。

デメリット

開始時点である程度の英語力が必要(TOEFL60-80程度)

渡米後すぐにカレッジの正規授業に参加することになります。入学テスト結果があまり良くないと、ESLクラスでしばらく過ごさなければいけなくなってしまい、余計な費用がかかってしまいます。

就活がうまく行かないと強制終了

 OPT期間中、3ヶ月以内に就労を開始しないとビザが失効してしまい強制終了になってしまいます。職種によりますが、学生の間に英語力に磨きをかけ、課外活動など積極的に行って就活での売りを作っておくことが大事です。

 

大学院留学

社会人留学といえばMBA、というイメージの方も多いのではないでしょうか。大学院にもピンキリあり、MBAで有名なMaster(修士)からDoctor(博士)まで、いずれにせよDegree(学位)が取得できることが特徴です。

メリット

学位が取得でき現地での就活に有利

アメリカは学歴社会ですので、MasterやDoctorが応募の必須条件のときもあります。また給料も相応に支払われます。

卒業後にOPTで働くことも可能

デメリット

費用が莫大(年間400万程度) 

授業のレベルも高くキャリアアップのために学べることも多いと思いますが、授業料がおそろしく高いです。まれに社費で負担してくれるところもあるようです。そんなラッキーな会社に勤めている方はもう行くしかないでしょう。

入学前にある程度の英語力が必要(TOEFL100程度)
日本では学位が重視されず、給与に反映されない可能性も高い

 卒業後日本に帰っての就職を予定している場合、きちんと元のとれる程度の仕事が見つかるかは怪しいです。アメリカでそのまま就職予定であれば、学位は就活で有利に働くことが多いです。

 

 

ということで、アメリカ留学に興味のある社会人の方向けの情報でした!

日本は安全で食べ物も美味しい住みやすい国ですが、それと海外に行く行かないは別問題だと思うんですよね。あと、働きやすい国ではないですし。笑

少しでも興味のある人がどんどん海外に行って勉強できるような体制がもう少し整ったらいいなと思います。

アメリカの医療機関での言語事情

半年ほど前に職場を異動したのですが、今の職場は国際色豊かで、スタッフの大部分が二か国語以上を話します。薬局だけでもスペイン語・ベトナム語・広東語・北京語・カンボジア語・タガログ語・韓国語・日本語(私)を話すスタッフがいます。ワシントン州はばっちり青い州なので、移民にやさしいですし国際結婚だったり英語が母国語でも第二外国語を学ぼうとする人も多いです。

ちなみに青い州の意味を知らない方にはこちらが分かりやすくおすすめです。

青い州、赤い州(前編) – アメリカで10倍うまく立ち回る方法

 

さて、たまたまその言語を話すスタッフがいなくても、アメリカの医療機関ではほとんどの場合通訳のサービスが無料で受けられます。たしかある程度の大きさになると、通訳のサービスを保障しなければいけない決まりがワシントン州にはあったはず。手話を含む80以上の言語がカバーされています。そんな通訳サービスをちょっと紹介したいと思います。

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対人通訳

たまたまその言語を話すスタッフがいればさっさと呼んでもらえて手っ取り早いですが、そこは運です。ものすごく日本人の多い地域などでない限り、日本語の通訳さんが病院に常駐、というのは少ないと思います。どうしても通訳さんに対人でついていてもらいたいときはあらかじめ連絡が必要です。自分で有料の医療通訳を探して頼むことももちろんできますが、病院で無料で用意してくれることもあるのでまずは予約のときに聞いてみると良いと思います。

 

ビデオ通訳

手話の場合はこちら。他言語との通訳で使用する場合もあります。普段立ち上げないパソコンを使うので少しセットアップに時間がかかりますが、顔が見られるのは良いですよね。患者さんには無料ですが、使用すると分単位でかなりのお金が(クリニック側に)かかるので必要最低限にするようにという内部事情。

 

電話通訳

通訳サービスのメインがこちら。薬局ではほとんどこれだと思います。電話をかけ、それぞれの施設固有のIDとPINナンバーを入力、必要言語を伝え、準備ができると電話越しに通訳さんが話しはじめます。大体の場合スピーカーフォンにして交互に話しますが、プライバシーが気になる場合は順番に話してもかまいません。24時間かなりの言語が対応していますので非常に便利です。

 

文書

大体理解できたけど後々のために文書で説明書が欲しい場合、希望言語を伝えれば説明書を印刷してもらえます。これは印刷する側も言語を選んでクリックするだけで簡単なのでどんどん頼みましょう。

 

患者さんのそれぞれのカルテにはlanguageの欄もあり、初回に選んだ希望使用言語が表示されます。出来れば母国語が良いけど英語でもまぁ大丈夫という方も多いため、とりあえず英語で話し始め、希望があれば、もしくはコミュニケーションが無理そうなら通訳に電話するという流れです。患者さんの中には自分で辞書やGoogle翻訳のようなものを使用して見せてきてくれる方もいます。それでももちろん大丈夫。

 

日本で薬剤師をしていたときは複数の言語で食前や食後、副作用などが書かれた本があり、該当するものに丸を付けたりして筆談のように服薬指導をしていました。一応簡単な説明はできますが、相手からの質問に答えるのは難しいですよね。該当する言語を探して、コピーをとって、という手間もかかりますし。日本は母語が日本語以外の人の割合が圧倒的に少ないので納得ではありますが、おもてなし大国日本としてはもうちょっとカバーできたらなぁ、と思うところです。最近は英語以外を話す方の数も増えてきていることですし、病院や薬局のサービスもまた違うのでしょうか。はたまた私の働いているところが田舎だっただけで、都会ではそんなサービス当たり前だったりするのでしょうか。笑 現役医療関係者の方いらっしゃったらぜひ教えてください。

シアトルおすすめイルミネーションスポット ー ベルビュー植物園

イルミネーションの季節です。ここシアトルでもいろいろなライトアップを見かけますが、先週末は職場の友人のおすすめで近所の植物園のライトアップを見に行ってきました。植物園のイルミネーションなんて、と思うかもしれませんが、これがどうしてバカにできないんです。ちなみにシアトルって言ってみましたがベルビューです。埼玉なのに東京って言ってみたかったみたいな。。おすすめポイントを紹介します!

 

 

植物園にちなんだライトアップ

写真を見ていただければ分かるように、花や蝶、昆虫など自然をテーマにしたライトアップなんです。どちらかというとカップルよりも家族連れの方が多かった印象です。大人も子供も楽しめると思います。

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一か所だけ水族館風なライトアップも。f:id:kusuriya_us:20171212115752j:image

 

混雑具合が快適

場所柄なのか、金曜の夜だというのにそこまで混雑していません。といってもベルビュー的には混雑している方かもしれませんが。。笑

開園しているのか不安になるほど人が少ないわけでもなく、かといって歩くのに支障が出るような混雑でもなく、ちょうど良いです。

 

値段が良心的

入場料は1人$5。10歳以下の子供は無料です。イベント駐車場は車1台につき$5かかりますが、すぐ近くに無料の駐車場もあり歩いてすぐの距離ですので、みんな無料の方に停めていました。

 

あたたまれる休憩所付き

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入口そばの建物の中で、コーヒーやホットチョコレート、スナックなど販売しています。いつもは銀行のように4時には閉まるこのビジターセンターも、ライトアップの時期だけは閉演までしっかり商売してくれます。同じ場所でジンジャーブレッドハウスの展示(写真)もやってました。これ全部お菓子!すごい!

 

gardendlights.org

 

ちなみにこのベルビュー植物園、敷地が広大で軽く迷うくらいですが、ライトアップしているのはごく一部で、ゆっくり歩いても20~30分あれば十分周れると思います。普段はもっと広い範囲を公開しており、歩き回るとちょっとしたハイキングになってしまうくらいです。普段は入場料無料なので、天気の良い春先なんかにおすすめです!ご近所の方はぜひどうぞ。

趣味に、言語学習に、友達作りに!meet upの活用法

meet up というアプリをご存知でしょうか。

私は留学生のときに大学のアドバイザーから教えてもらったのですが、コミカレでできた友達のほとんどが10代や20代前半の大学生ばかりだったので、同世代や社会人の人とはどうやったら知り合えるでしょうか、と相談をしたときにおすすめされました。留学中は結局1回しか参加しなかったのですが、先週久しぶりにこのmeet upに行ってきたのでレポートしたいと思います。

 

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meet upに参加するまでの流れ

プロフィール登録

アプリをダウンロードしたら、自分のプロフィールを設定します。写真は必須ではありませんが、あった方が親しみがあって良いんじゃないでしょうか。

グループに参加

プロフィールを設定したら、自分の興味があるグループを探します。

英語を学びたかったらEnglish as a Second Language Meetupが各地にありますが、アメリカで参加する場合はわざわざ”英語を学ぶミートアップ”を選ばずとも、自分の興味のある分野(スポーツや音楽など)でも良いと思います。趣味や興味など共通点があった方が話もしやすいと思いますし、英語ネイティブの現地人と知り合える可能性が高いです。私は地域の20s and 30s socialやOutdoor Adventurers、Billiards and beerなどに参加しています。グループによって、積極的に参加できるメンバーのみ受け付けているところやゆるーくやっているところまで様々ですので、グループの説明をよく読みましょう。

興味のあるイベントにRSVPする

グループに参加したら、各グループのイベントをチェックします。自分の住んでいる場所を入力すると、近所で行われるイベントをフィルター検索できます。興味のあるイベントがあったら早速参加してみましょう!

Are you going?にチェックマークを付け、もし友達や恋人を連れていきたかったら+1にチェックを入れます。マナーとして、RSVP後の直前でのキャンセルは出来るだけ避けましょう。

 

今回参加したmeet up

今回はJapanese Language and Culture Meetupという日本に興味・ゆかりのある人たちが集まるミートアップに行ってきました。会場はこちらの日本風カレーを出すお店。

hurrycurryoftokyo-seattle.com

3-7pmのハッピーアワーがおすすめです。サイズが少しだけ小ぶり(といってもゆうに大人一人前あります)で$8。具のボリュームがすごいしカレー自体もとってもおいしいです。もう少し近所にあったら通うと思います。

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参加目的

今回参加した主な目的なんですが、ブログを通して連絡をいただいた方がたまたま近くに住んでいることが判明し、このミートアップの場でお会いすることになったのです。そしてあわよくば日本人のお友達を作ること!学校を卒業して現地企業で働き始めるとと、日本人に知り合う機会が一気に減ってしまい、友達を作るのが意外と難しいのです。

ちなみに、この手のミートアップに行くとあからさまに日本人の女の子狙いの下心のある男性がたまに来ますので、一人で参加する特に若い女の子は十分気を付けましょう。

 

開始時刻は目安

ハッピーアワーがあることを知り職場から直行したため、開始時刻の10分前に到着したところ、参加者らしい日本人の2人組を見つけました。参加予定は30名くらいでしたが、開始時刻にいたのはおそらく私達を含む4人だけだったと思います。大体平日の夜に行われるので、遅刻もやむなしといったところでしょうか。ただしあまりにも遅くなるとすでに会話が盛り上がっていて入りづらかったり席がなかったりするので、そこそこには着くようにしましょう。

イベントによってはホストが取り仕切って全体で自己紹介をしたりするのですが、今回は完全にフリートーク。むしろイベント中一度もホストの方を見かけませんでした。笑

 

イベント中は英語?日本語?

今回は英語と日本語の割合は7:3くらいでしょうか。同じグループの他のイベントにも参加したことがあるのですが、そのときの参加者によって全然違います。一度、参加者のほとんどが日本語ペラペラで、9割方日本語のときもありました(日本人は2割くらいにも関わらず)。

大体日本語を話したい人と英語を話したい人とどちらもいると思いますので、そのときの気分でいろいろな人に話しかけにいくと良いと思います。

 

解散

ごはんを食べ終わって(大体の場合別会計なので食べなくても良いです)、おしゃべりも落ち着いたところで、二次会行きたい人はこの人について行ってねーという感じで流れ解散になります。仲良くなって連絡先を交換したい人がいたら各自で行います。meetn upのアプリからメッセージも送れますが、誰かの+1だったり写真と本人がぜんぜん違って見つけられないことなどもあるのでご注意を。

その場で知り合った方に車で送ってもらう場合

車を持っていない方。meet upには親切な人も多く、車がないと分かると家まで送ろうか、と聞いてくれるかもしれません。バスで不便に帰ろうとしている身としてはありがたいですよね。99%は親切心で言ってくれていますが、残りの1%に当たらないように気を付けなくてはいけません。ここで比較的安全性の高い人の見極め方3点。

夫婦で来ている人、もしくは同性

異性ですとやはりトラブルの確率は上がると思います。若い留学生をカモるような性悪夫婦にはまだ巡り合ったことがないので、夫婦の場合も比較的安全だと思います。

グループ内に知り合いのいる人

初めての参加ではなく、何度も来ていて顔見知りがグループ内にいるような場合はトラブルを起こしたくない可能性が高いです。その顔見知りの人に○○さんとお知り合いなんですか?と探りを入れてみるのもありです。

クリスチャン

所属教会があり、毎週日曜日礼拝に行っているような熱心なクリスチャンは実はおすすめです。人に親切にすることに慣れていますので、何の下心もない可能性が高いです。ただ初対面でクリスチャンかどうかなんてまず話さない、ていうのが難点。笑

あくまで目安ですので、上記に当てはまらなくても単純に良い人の場合がほとんどです。ただ、要は家の場所を知られてしまうので、あれ、この人ちょっとおかしいな?と思ったときは遠慮せず断りましょう。お金がかかっても安全には代えられませんので、バスやUberを使ってください。

 

今回は同世代の女性が多くてすごく楽しかったです。仲良くなった数人でクリスマスにまた集まる約束をしたので、計画したいと思います。みなさんも英語学習に友達作りに、ぜひ活用してくださいね!

アメリカで婦人科検診に行ってきた ー 予防医療への取り組み

アメリカの医療保険についてはさんざんこのブログで悪口書いてきましたが、笑

kusuriya-us.hatenablog.com

 実はアメリカの保険医療にも良いところがあるんです!

それが予防医療への取り組み

超合理的な国アメリカ。医療費削減のためにはみんなに病気にならないでほしい、ということで病気を事前に防ぐための予防医療にはどんどんお金を出してくれるのです。ただし、日本の会社で行われる健診のように半強制的に手配はしてくれませんので、自分で予約を入れて能動的に動く必要があります。

 

無料で受けられる予防医療

もちろん保険の種類によって多少違いますが、以下は私の加入している保険でカバーされる一例です。

  • blood pressure screening for all adults(血圧)
  • cholesterol screening(コレステロール)
  • colorectal cancer screening for adults over 50(大腸がん検診)
  • type 2 diabetes screening for adults with high blood pressure(糖尿病検査)
  • mammograms every one to two years for women over 40(マンモグラフィー)
  • cervical cancer screening for sexually active women(子宮頸がん検診)
  • osteoporosis screening for women over 60, depending on risk factors(骨粗しょう症検査)
  • immunizations (ワクチン)
  • obesity screening and counseling(肥満検診とカウンセリング) 
  • FDA-approved medications for tabacco cessation(禁煙用カウンセリングと薬)

これらは診察料も手数料も薬代もすべてカバーされます。禁煙用のニコチンパッチ避妊目的の低用量ピルも予防とみなされ、ほとんどの場合無料です。ただし年齢や性別がリスクファクターごとに設定されていますので、まだ20代だけど骨粗しょう症の検査がしたい!などといった場合は自己負担になります。また短期の学生保険や海外旅行保険などの場合はおそらくカバーされないと思いますので、日本より高額になってしまうかと思います。保険内容の中の”Preventive Health”の項に書いてありますので確認しましょう。

 

病院の予約~検診までの流れ

さて、今日は子宮頸がんの検診に行ってきたので大体の流れをちょっとご紹介したいと思います。私の使用する病院の場合ですので、詳細はそれぞれ違うと思いますが参考までにどうぞ。

予約

電話やオンラインで予約を入れます。

ちなみに検診で予約をとるときにはPreventive Healthとして予約する必要があります。通常の予約と違って緊急性がないので予約は数週間先になりがちですが、Office visit copayと呼ばれる診察料を支払う必要がありません。

予約をしたとき、予約の一週間前、2日前とリマインダーのメールや電話が計3回くらい来ます。どんだけ忘れやすいんだアメリカ人。

チェックイン

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予約時間の15分前には着くようにします。

着いたらまずチェックイン。到着したことを知らせます。マシン(Kioskと呼びます)でもできますし、カウンターでやってもらうこともできます。Copayの支払いが必要なときはここで先払い。マシンの場合はクレジットカードをスライドさせて支払い、備え付きのパッドに電子サインをします。チェックインが終わると、この場所でお待ちください、的な地図が表示されますのでそれに従って診察室の前で待ちます。

廊下~待合室はこんな感じ。

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診察室まで移動

待合室で待っていると、MA(Medical Assistant)が名前を呼びに来てくれます。このメディカルアシスタント、日本で一番近いのは准看護師でしょうか、、少し事務よりの看護師のような存在です。

How are you? How's your day going?などとスモールトークをしながら移動する途中で身長・体重を測り、診察室に入ります。診察室(個室)で体温・血圧などのチェック。来院目的や今服用している薬、アレルギーなども確認します。

それらが終わると「じゃあ先生もうすぐ来るから」と言って去っていきます。初めてのときはさんざん症状など事細かに喋ったあとだったので、あんた医者じゃなかったんかーい!とツッコみたくなりました。

診察

検査によってはここで用意されたガウンに着替えます。私はばっちり前後逆に着て、大丈夫よみんな間違えるから、とフォローされました。後ろでひも結ぼうとしたら手が届かなかったんです。。笑

待つこと数分、医師がにこやかに現れます。来院目的を再確認、前回診察から時間があいているときは服用薬など情報のアップデートをします。今回はPreventive health visitということで食事や運動習慣、家庭環境、仕事、ストレスなどについても聞かれました。精神・身体両面での健康確認、という感じです。

お話のあとは検査。子宮頸がん検査で一番一般的なPap smearと呼ばれる検査です。内容については省略しますが、興味のある方は検索していただければ分かりやすい図が出てきます。痛みはほぼありません。

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診察後

一通り終わると、検査結果がどう知らされるのか、何日程度かかるのかを教えてくれ、質問があるか聞かれます。いろいろ気になることは確認し、質問が終わるとHave a good day!と言い残しさっそうと去っていきます。

その去り際の良さに感動しつつ診察室でいそいそと着替えます。診察後支払いも何もないので本当に帰っていいのかな、、??と不安になりますが、特に他にやることはありません。診察室に案内してくれたMAもほとんどの場合戻ってきませんので、質問は医師がいなくなる前にすべてしましょう。

特に次のステップについて(再診察の必要性有無、検査結果の確認方法など)、処方薬について(何の薬が何種類か、処方薬か市販薬か)はしっかり把握すること。

検査のみの時はありませんが、普段の診察時はOffice visit summaryという診察の内容や処方された薬(ある場合)の名前、受け取り薬局の名前などが書いてある紙をもらいます。書いてある内容が自分の理解と違った場合はすぐに確認しましょう。院内の薬局を選んだ場合は帰る前に薬局に立ち寄っていきます。

 

ということで病院受診の際の大まかな流れでした。アメリカで日本よりお得な医療なんてめずらしいですからね、どんどん利用していきましょう!