薬屋、シアトルに移住する

アメリカで薬剤師になるべく奮闘中の日本人薬剤師の日々を綴ります。アメリカで買える便利な市販薬のこととか、英語のこととか。

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薬学

アメリカで薬剤師になる! -コミカレ利用編-

どうも、海外に興味のある日本の医療従事者を応援したい!ぽんです。 先日お問い合わせフォームからアメリカで薬剤師として働きたいという方から連絡をいただいたのですが、携帯メールアドレスのため返信ができなかったのでこちらの記事で返信とさせていただ…

日本でも導入検討中?アメリカ移住薬剤師からみたリフィル処方箋のメリット・デメリット

なにやら日本の薬局業界でもリフィル処方箋の導入が検討されているという噂を耳にしました。日本とアメリカどちらの薬局も経験した私の視点で、日本で導入した場合のメリットやデメリットを考えてみました。 リフィルとは? リフィル処方箋の使い方 リフィル…

七面鳥を食べると眠くなる?サンクスギビングの都市伝説を検証する

アメリカ在住のみなさま、サンクスギビングいかがお過ごしでしょうか。私は今年初めてホスト側を経験し、ひととおりトラディッショナルな料理一式に挑戦しました。 ところでサンクスギビングといえばターキー。七面鳥ですね。アメリカの都市伝説の一つにター…

抗菌薬の適正使用とスーパーバグ

今週は世界抗菌薬啓発週間らしいので、抗菌薬のお話を少し。 スーパーバグとは スーパーバグの誕生経緯 スーパーバグの誕生を防ぐ 不要な抗生物質の使用を控える 抗菌薬をきちんと使う医者を選ぶ 処方されたときは用法どおりきちんと飲み切る スーパーバグと…

飲み忘れ防止率100%?!マイクロチップ内蔵のデジタル錠剤

私のお気に入りのポッドキャスト、バイリンガルニュース。 bilingualnews.libsyn.com ぼけーっと聞き流していると実は日本語しか聞いてないと気付いてからはあまり聞いてなかったんですが。。笑 今週のニュースの一つが服用記録を管理できるデジタル錠剤?!…

アメリカの薬学部共通入試、PCAT対策法

アメリカで薬学部に行きたいと思っている方に必要になってくるPharmacy College Admission Test (PCAT)。受験のときになかなか情報収集が難しかったので、記録として残しておこうと思います。 PCATとは? PCATの構造 Writing (30 mins) - - - 1問 Biological…

アメリカの市販薬から覚せい剤が作れる?!購入制限に注意

来週末にシアトル在住の日本人向けに市販薬のセミナーを行う予定なので、ただいま合間をぬって資料作りにいそしんでいます。 その中でスーダエフェドリンという市販薬について話そうかと思っているのですが、リサーチ中に面白い事実に出会ったので紹介したい…

粉薬が未だに日本で愛用される4つの理由

日本で未だに根強い人気を誇る粉薬。 しかしアメリカに来て、そういえば粉薬をとんと見ないことに気が付きました。病院勤務のときにさんざんやっていた錠剤の粉砕も見たことがありません。 嚥下状態の悪いときの薬の投与方法について記事を見つけましたが、…

理想的?薬剤師主導の抗凝固療法マネージメントシステム in アメリカ

さてさて、アメリカの病院で働き始めてこりゃすげぇや!と思ったことの一つについて書きたいと思います。それがanticoagulant management services、略してAMS。 抗凝固療法とは、たとえば脳梗塞や心筋梗塞後など血栓のリスクがある患者さんに、ワーファリン…

大学院入試結果が届きました!

この時フロリダまで行って受けた面接。 kusuriya-us.hatenablog.com 結果はなんと・・・・・・(ドラムロール) 合格しましたー! 入試担当者から電話をもらい、見事合格のお知らせでした! にしても全員に電話連絡てすごいですよね、何百人いるんだか、、 と…

痛み止めはコーヒーで飲んだ方が良い?! -シナジー効果を検証する

コミカレでメディカルターミノロジー(医療専門用語)の授業をとっていたときのことでした。 現役薬剤師の講師が、Synergyという単語について話していました。 「薬学の世界のシナジーは、薬と何かを一緒に摂ることで相乗効果を生むことね。例えばNSAIDsとカフ…

ファーマシーテクニシャンとして海外インターンシップをする方法

州によって多少違うのですが、アメリカでファーマシーテクニシャンとして働くためにはCertificateと呼ばれる資格を持っている必要があります。 その受験資格を得るためには1年間学校に行って単位をとるのが一般的ですが、海外で薬学部を卒業している場合はT…

アメリカの大学院入試、面接で落ちた理由

去年、オンラインのPharm.D.プログラムにアプライしていたのですが、入試をパスし書類選考に通過したものの面接で落とされるという予想外の結果に相成りました。 その時はショックだったのですが、今冷静に考えると割と当然だったのかもしれないと思っていま…

意識高い系?薬に詳しいアメリカ人

薬局で働いていると毎日薬の話を患者さんとする訳ですが、日本で働いていた時とだいぶ違うなーと思うのが患者さんの知識量。 血圧の薬、心臓の薬などというカテゴリではなく、薬品の名前がちゃんと言える人が圧倒的に多いです。発音は間違っていても、スペリ…

Pharm.D. プログラム面接当日の一日

行ってきました。 キャンパス巨大。 医療系専攻の建物。面接やオリエンテーションはすべてこのビル内でした 全米で9番目の敷地面積を誇る大学だそうです。 単科の薬科大を出た私からするとどの大学も広く見えるんですが。。とりあえず学内でシャトルバスが…

一風変わったアメリカの大学院入試プロセス

今週末、アメリカの薬学部(Pharm.D.)入試面接のためフロリダまで来ています。 大学入学へのプロセスが日本とは大分違い、ほとんどの学校で面接が大きなウエイトを占め、書類やテスト点数と総合での判断になります。 PCATと呼ばれる薬学部入学のための一斉試…

職員用BBQイベントに行ってみたらすごかった話

ちょこっと前に職場のクリニックで職員感謝BBQデーがあったのですが、これがなかなか楽しかったのでレポしたいと思います。 わりと朝から昼過ぎまでやってたんですが(ローテーションで働いてるので昼休憩が10時の人もいれば17時の人もいるので)、当然のよう…

アメリカ留学するなら語学留学はやめとけ、って話

海外留学と言ってまず思いつくのは、語学留学、ワーホリ、続いて現地の大学に通う正規留学でしょうか。 語学留学が一概に悪いって話ではありません。ただアメリカに限って言うなら、費用対効果としてどうかと思うところ。家賃や生活費は高い、ビザの都合上働…

アメリカで薬剤師になる! -FPGEC編-

こんばんは。今日は日本で薬剤師として働いているけど、アメリカで薬剤師として働いてみたい!と考えているあなたへ。海外卒の薬剤師がアメリカでの免許にトランスファーするための試験を紹介したいと思います。 FPGECとは(Foreign Pharmacy Graduate Exami…

アメリカの薬局ってどんなもん

はじめまして。 日本で5年程薬剤師をしていましたが、薬剤師としての職域に限界を感じアメリカで学び直すことにしました。 シアトルを選んだ理由は、西海岸の方が人々の喋るスピードがゆっくりめという噂を聞いたのと、都会すぎず田舎すぎずちょうどよさげ…