薬屋、シアトルに移住する

アメリカで薬剤師になるべく奮闘中の日本人薬剤師の日々を綴ります。アメリカで買える便利な市販薬のこととか、英語のこととか。

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アメリカ留学するなら語学留学はやめとけ、って話

海外留学と言ってまず思いつくのは、語学留学ワーホリ、続いて現地の大学に通う正規留学でしょうか。

語学留学が一概に悪いって話ではありません。ただアメリカに限って言うなら、費用対効果としてどうかと思うところ。家賃や生活費は高い、ビザの都合上働けない、語学学校で知り合う人は英語学習中の人ばかり。日本へ帰国したらしたで、留学中これをした、というセールスポイントが見つからない。そこでとくに社会人におすすめなのが、現地の大学でサーティフィケートをとってみるプチ正規留学。おすすめポイントは3つ!

 

 

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では一つずつ見ていきましょう。

現地の学生といっしょに学べる

留学に行くと、日本と違って世界各国の人々と知り合うことができます。それはもちろん素晴らしい。だけど、語学学校に通って知り合える世界中の人って、世界中の英語できない人なんですよね。現地の大学に入ってみると、クラスメイトは地元の大学生や子育てが落ち着いて転職のために学んでいる主婦、仕事の傍らキャリアアップを目指す人やリタイアして好きなことを学びにきたおじいちゃんなど、本当に多種多様。アメリカ人もいれば世界各国から移住してきた人もいるけど、その人たちが話す英語は普通に英語圏の日常で使われている英語。語学学校の先生とはうまく話せるのに、レジの人が何言ってるか分からないなんて状況も回避できます。

 

英語を学ぶのではなく英語を使って何かを学ぶ

語学学校に行った友達から話を聞くと、授業が文法の話ばっかりだったり、教材が政治や社会問題ばかり扱っていてあまり面白くないと。もちろん学校や先生の質にもよるんでしょうが、自分の好きな分野があるならそれを英語で学んだ方がよっぽど楽しいんじゃないでしょうか。

私の行ったコミカレでは、医療系だけで以下のサーティフィケートを提供しています。

検査室で働く助手とか、心電図を専門に学ぶテクニシャン、看護助手も日本より職域広く活動しています。びっくりするくらいいろんなサーティフィケートがあるので、Webサイトを見てみたら何かしら興味のあるものが見つかるんでないかと思います。

 

OPTを使って就労経験が得られる

そして、これ!学んだことをすぐに生かせる!

在学中にインターンシップをして現場に入ることも可能ですが、1年以上のクラスを修了すると、OPT(Optional Practical Training)という1年間限定のワークビザがもらえます。運よくビザサポートをしてもらえる会社に入れればその後も働くことができますし、そうでなくても就労経験があるのとないのとでは帰国後の就職状況も変わってくるはず。私もこのOPT中に雇ってもらったところで現在も働いています。

 

せっかく仕事をやめてアメリカに来るのなら、最短で最大限の経験を積んでいける方が良いですよね。なかなかアメリカの医療業界で働いている日本人に知り合えないので、もっと興味を持つ人口が増えたらいいな、と思いつつ留学の話でした。